名前に魅かれて「西山古道」を歩いてみた

「西山三山」&「西山古道」

なかなかのネーミングです。

名前に負けず劣らず、すてきなハイキングとなりました。

 

昨年暮れ開業した阪急電鉄「西山天王山駅」に降り立ってみたいし・・・

ここから歩き始め、柳谷観音⇒善峯寺⇒光明寺と行くことにしました。

 

【画像はクリックすれば拡大します】

 


駅でもらったパンフレットなどを見ると、知らなかった名所旧跡に出会うことができ、なかなか楽しいものです。

 

舗装道路は避けて、小倉神社経由で途中まで天王山へのハイキングコースを歩き、山道をぬけて柳谷観音を目指すことにしました。


「小倉神社」・・・正一位・・・由緒ある神社です。


道中はこんなや・・・あんなや・・・⇓

全体的に、最近整備されつつある感じです。

緑はとっても美しく、竹林ありシダの大草原ありで楽しめます。


 

おー!! キノコがポップな世界を描いているようです。


見て見て!かわいい花!

いやいや、これは、なにか昆虫の卵ですねえ~

⇓ 何かわかりますか?

「ツルアリドオシ」です。

並んだ2つの花、モコモコの毛が愛らしい!

これが実になるとくっついて、1個の実になるというから不思議です。


途中、こんな休憩所もできています。

この先、湿地にクリンソウの群落もありました。

もう少し早い時期に来ていたら、花が見られたのに・・・残念!


やっと「柳谷観音(楊谷寺)」に到着。

なんと出発から2時間もかかってしまいました。

例のごとく道草も多かったけれど・・・

 

予想以上に立派な寺院です。

 

 


本堂裏の「浄土苑」

よく見る江戸時代作庭の池泉式庭園なのですが「なんか良いっ!」

W子さんと意見が合致。

手入れが行き届いているからか、樹木やツツジが出しゃばっていないからか、石か?

そう、菩薩をあらわすという十三体の石が、なにかを造りだし、私たちに訴えてきたのかもしれません。


咲き始めたアジサイを両脇に見ながら長い回廊を登って行くと、奥ノ院に到着。

眼下の景観を愛でながら昼食です。

 

ちなみにこの寺院、拝観料不要なのです!!

これはすごい事です。5~600円をとることが当たり前の世の中ですからね。

 

眼病に効くといわれる「独鈷水(おこうずい)」をありがたくいただきながら、二人が願ったことは・・・もちろん!

「老眼がこれ以上すすみませんように!」です。

 


 

柳谷観音をでて善峰寺へ向かう古道は1時間強の山越えの道。

谷川沿いを歩くとなんだか良い匂い。

見上げると葉っぱの先が白く変わっている蔓に梅のような愛らしい花。

「マタタビ」です。

樹木から樹木へ巻き付いて、巨大な一群を成しています。

付近一帯独特の甘い匂いに包まれています。

 

うちのCooをここに置いたら、どんなになってしまうのでしょう?

ちょっと見てみたいかも♪♪♪


善峯寺が見えてきました~。

着いたら3時。

「ひえーっ、ここまでで6時間も歩いてしまった!」

「光明寺までは次回にね」と、最初の目標はいつでも横に置ける。

いつものごとく行き当たりばったり、いや臨機応変に目標を変える二人です。

阪急東向日駅までバスで楽ちん楽ちん♪

満足、満足・・・