「峰定寺の三本杉を見に行くんだけど…」
前夜の突然のお誘いにシッポを振って連日の山歩きとなりました。
他人様運転の山のドライブって良いものです~!
鞍馬を過ぎ、花背峠を越え1時間で着きました。
久しぶりの峰定寺です。
お参りを済ませて、いざっ!
自然観察会で知り合った友人たちから「夜叉が池に行こう!」と誘われ、「おー久しぶり~嬉しい!」「岐阜側から?夜叉壁を?」と、登る気満々で出かけた私。
正確には「夜叉が池登り口までの林道の野草の観察をしよう」でした。
彼(女)等の博識にはとてもついていけないけれど「草花の同定、面白い!!」の一日でした。
春に犬鳴山と慈眼院で泉州の魅力に開眼した私。
今日は地元在住のMさんの案内で、歴史的建造物めぐりです。
まずは、泉南郡田尻町にある「田尻歴史館」。
若い時は、故郷に錦を飾るなんて言葉に嫌悪感すら感じましたが、こうして色々な地方を訪れてみると、そのような心意気が大切な物を残す力になったのだと気づかされ、「ごめんなさい」の気持ちです。
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「思古淵(シコブチ)神社」「花笠踊り」
自宅からわずか1時間余りの地で、まるでトリップしたかのような時間を過ごしました。
最近気に入っている八丁平への登り口がいくつもあるんだなあと地図を眺め、久多からの道を選び登ったときの事。
小浜から出町柳を昔の鯖街道を辿り一日で歩くのだ、という人に出会いました。
こんな風に歴史を感じながら道を選び、歩くのは何と楽しげ!と、下山後下見がてらドライブしていて出会ったのが思古淵神社です。
縁があったのでしょうか、知人が久多に数百年続く家の出身だと知った時の喜びと言ったら‥!!
紹介を得て、話が伺えて祭礼の神事を見せていただける、こんなチャンスを逃すはずはありません。
KとW子さん夫妻が、もちろん、とびついてきました。
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「鯉図」 葛蛇玉
すごいです!
MIHO MUSEUMで開催されている「ファインバーグ・コレクション展『江戸絵画の奇跡』」のパンフレット一面に鯉がびっくり顔で躍り出ています。
実物の絵は、斜めにくっきりと描かれた水の波紋といいそれは一度見たら忘れられない「鯉図」でした。
江戸絵画の有名どころはもちろんですが、無名に近い画家の作品も、江戸絵画を愛する海外のコレクターの目で集められた物が並んでいて楽しめます。
8月18日までと会期の短い展覧会です。 お見逃しなく!
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「リュウケツ神社、これがなかなかいいんよ~」(「流血神社?まさかねえ」と、無知な私は内心???)
というW子さんの言葉に誘われ、行ってきました。
室生寺の奥に鎮座する「龍穴神社」。
『室生寺よりも古い歴史をもち、水の神「龍神」を祀る。奈良時代から平安時代にかけて朝廷からの勅使により雨乞いの神事が営まれ、室生寺は龍穴神社の神宮寺であった時代もある。』(「宇陀市観光サイト」より)
年初に八女市の岩戸山古墳に行ってから俄然、古墳づいた K 。
2011年にオープンした「今城塚古代歴史館」と「今城塚古墳」に行きたくてたまらない様子。
磐井の君を制圧した仇ですからねえ‥見ておかなくては。
「こういう地味なところ、駐車場は空いてるよねえ。」 といいながら高槻市までドライブ。
ところが、ゴールデンウイークという事もあってか、沢山の車が‥ 意外!
以前 K に「原生林て、素敵よ~!」と言ったところ「人が関わった痕跡のあるものにしか興味が持てない」と言下に言われ「なんとっ!!」と驚いたことがあります。
最近ちょっとその気持ちがわかります。
今回の百里ケ岳コースは、「鯖街道」のひとつ京都から小浜へ抜ける「小浜街道」の一部です。
いにしえの人が塩漬けにしたサバを担いだ時代に思いを馳せながら登ります。
滋賀県側の小入谷(おにゅうだに)から根来峠を越え小浜の遠敷(おにゅう)の里へ抜ける小浜街道は、京都と小浜を結ぶ最短ルート。いまでは登山道としてしか残っていません。
脇を走る林道の峠に付けられた名前は「おにゅう峠」。どちらかの漢字を当てるわけにもいかなかったのでしょう。
地図を見る楽しさも近年覚えました。地理の授業、昔は全然楽しくなかったのですが‥。
「岡山県の笠岡まで入江波光展を見に行きたい!」
Kにしてはめずらしい遠出の提案です。
1983年京都の「何必館」での展覧会を、ドクターストップで泣く泣くあきらめたそうで、この機会を逃したら死ぬまでに見る機会は無いかも‥と大層なことを言います。
あのモアッとした絵の‥という程度の認識しかなかった私は、そんなにこだわる程の絵かしら?と思いながら、むしろ瀬戸内にあるという「竹喬美術館」に魅かれて附いて行きました。
四十数年間の作品たちは、衝撃でした。
「獅子」や「降魔」から、緑に霞んだ「草園」、精密な模写の数々、水墨画「しぐれ」jの竹と小鳥から風雨が見えるように感じた頃には、泣きそうです。
数枚を見て、浅はかにもモアッとした‥と思っていたそれは、緻密で正確な技法に裏付けられ、昇華されたものだったのだと、その甘美な絵は訴えてきます。
、
「金閣・銀閣の寺宝展」のカタログを見て以来、この展覧会を見に行きたくて仕方なかった私。
時間とお金が‥と渋るKに提案したのが【夜行バス】。
25日(金)20:40京都発
26日(土)8:00久留米着
26日(土)20:50久留米発
27日(日)8:00京都着
バス代2人分で往復17000円‥レンタカー代を入れても20000円!!
2泊1日、一日身体を空ければOK!!
捜せばできるのです、こんな旅が。
只、バスで他人と一緒に眠れない‥というデリケートな方には無理ですよ。
第47回京の冬のたび「非公開文化財特別公開」が始まりました。
今日訪れたのは、妙心寺の塔頭「東海庵」
まずは、方丈前の「白露地の庭」
禅宗の庭は、突き詰めたらこうなるのですね。
この庭を眼前に座禅を組んだら、白砂に描かれた一直線に伸びる線から、見えるものがあるかもしれません。
近年、美しい半夏生(はんげしょう)の庭で人気を集めている建仁寺の塔頭「両足院(りょうそくいん)」
元旦から14日まで新春特別公開を行っています。
今回展示されているのは、伊藤若冲の「雪梅雄鶏図」の掛軸と、長谷川等伯の「竹林七賢図」の襖絵です。
若冲の掛軸は雪を被った梅の木の前に、雄鶏と山茶花の花が色鮮やかに描かれたもので、有名な「動植栽絵」を思い起こさせます。
それを、手に触れられそうな距離で見ることができるお得な機会です。
等伯の襖絵は、黒竹の伸びやかさがが印象的でした。
写真撮影は禁止なので、掲載した写真はパンフレット掲載から拝借したものです。
詳しくは両足院HPからどうぞ!