今年の桜も見納めかという4月13日、「元祖法然上人八百年大遠忌」が行われている「くろ谷金戒光明寺」に行ってきました。
法然上人が比叡山の黒谷を下り、草庵を結ばれたのがこの寺院 のはじまり。
黒谷の岡の上に建ち、北に吉田神社や真如堂、哲学の道をはさんで銀閣寺や大文字山、南には平安神宮と南禅寺と、どの季節に訪れても散策にはもってこいの場所です。
この、山門から見上げる幅の広い石段と桜はそれは見事です。
秋は真っ赤な紅葉に包まれ、冬には純白の雪景色が広がります。
この階段前を右に折れると、池の向こう側に三重の塔に登っていく長い石段が見えてきます。
石段の両側が、全て西を向いた墓標で埋め尽くされている風景は壮観です。
初めて訪れた時、夕陽を眺めながら眠りに付く‥こんなお墓がいいなあと思いました。
登るのはちょっと息が切れますが、振り向くと市内はもちろん、西の山並みが一望できます。
その石段の中ほどに、わたしのお気に入り『アフロのお地蔵様』があります。
今日は桜に囲まれたお地蔵様‥ちょっとした角度で随分表情が違って見えます。
三重の塔に参ったら、そのまま左に折れ、途中、新撰組などが弔われている『会津藩殉難者墓地』を横手に見ながら10分も歩くと真如堂に出ます。