泉屋博古館と京都薬用植物園迎賓資料館**舎主の相方Eのブログです**

先日、京都鹿ケ谷通りを歩いていて、久しぶりに通りかかった「泉屋博古館」・・・開いてる~と入ってみました。(ここは、通年開いていうわけではありません、基本、企画展のときだけ)

 

特別展「Baronー住友春翠と邸宅美術館の夢ー」の最終日でした。

 

コレクションもさることながら、私の目を惹いたのは住友春翠が明治36年に建てた須磨の邸宅。

既に焼失したその写真や構造のミニチュアを、36年前までチョンマゲを結っていた日本人が造ったんだ~と、この手の物を見るたびに感じるワクワク感と共に眺めていました。

 

同じ設計者(野口孫市)の建造物として紹介されていたのが「中之島図書館」と「住友活機園」と住友銀行初代支配人「田辺貞吉邸」・・説明の中にあった【武田薬品】の文字が飛び込んできた!

 

そう、私のお気に入り散歩コースである、曼殊院前から武田薬用植物園の真ん中を突っ切る道から見える洋館、ずーっと「ただ者じゃないぞ!?」と、気になって仕方がなかった洋館。

 

 


それは明治41年竣工の「田辺貞吉邸」であり、平成9年に武田薬品が引き取り、この修学院の地に移築したものだったのです。

パズルがスパッとはまった様にすっきりしたあ~!!

しかも、そんな貴重な建築物だったなんて嬉しい~!!


という訳で、今日(平日)に行ってみたら正門も開いていて写真もバッチリ

いつか門内に入って、願わくば中まで見学させていただく機会をもてることを楽しみに、散歩にいそしもう♪


おまけに曼殊院前の弁天池・・・紅葉の始まりも楚々としていいものですね。


もうひとつ泉屋博古館で飛び上がるほど嬉しかったこと。

当館制作のの「青銅フィギュア」のうち、ひとつだけもっていなかった残りの一個。

十数年前、【鴟鴞尊(しきょうそん)】と【虎卣(こゆう】を買った後、3つとも絶品になってしまい、もう揃わないとあきらめていたのに、今回販売が再開されていました。

3つ目の【虎鎛(こはく)】が手に入り揃いました。

 「青銅器」・・・敷居が高そうに感じるけれど、じーっと見ていると面白いですよ・

【虎卣(こゆう】

【虎鎛(こはく)】

【鴟鴞尊(しきょうそん)】