「鴨東 まちなか美術館」の記事を新聞で見つけて、さっそく祇園縄手へ。
【古美術・骨董の「自慢の逸品」を愉しむ9日間】と題し、参加店のショーウインドウなどに自慢の逸品を展示しているのです。
8日9日にはボランティアガイドや舞妓さんも登場するようです。
「あそこには行かない事にしている」と嫌がる舎主をせきたてて・・・
こんな仕事をしているのになぜ嫌かって?
それは、魅力的なものに出会ってしまって、つい手がでてしまうのが、それを知った私の反応が怖いからだそうです。
大丈夫、今日は私がついていますから、手は出せません。
【画像はクリックすれば拡大します】
これこれ、新聞に載っていた牛の掛け軸。
やっぱり長沢芦雪の「牛図」でした。
思えば2006年奈良の「応挙と芦雪」展で初めてお会いし、2011年にはMIHOミュージアムで再会、今回は京都の街角で・・・
「牛さん!お懐かしい~。鐵齋堂さんにいらしたのですねえ。」
(別に牛図だけアップで撮ったのに、なんとガラスに写った舎主の姿が牛の体の上に!ショック!)
ここには洋画家中川一政の書「正念場」がありました。
活けられた樹はヒイラギ。
節分の魔よけの葉ですねえ。
季節と器と活けられた花(樹)、こんな気配りを見て歩くのも楽しいものです。
普段なかなか敷居が高く感じられる古美術街も、こんな催しをしてくれていていると、足を踏み入れ易く感じます。
お勧めです。
次に向かったのは京都府立植物園横にある陶板名画の庭で開かれている手作り市「北山クラフトガーデン」。
初めて行ったのですが、20代~30代の若い人の出店が多くてリーズナブル。
百万遍の知恩寺手作り市は有名になりすぎて、すっごい混雑だけれど、こちらは作り手の方とゆっくり話をしながら楽しんで見て回れます。
これは面白い!
クラフトファームさんの動物の上半身のマグネット。
シリコンで原型をつくり樹脂を流し込み、かたまったものに色を塗る、という技法・・・そう、舎主が大好きな恐竜やゴジラのフィギュアといっしょですね。
これが全身ならさほど魅かれなかったかもと思うのですが・・・
ゾウ・キリン(ゾウと最後まで争った!)・カメ(これも我が家のポンちゃんを思い迷った)・カバ・ワニ・・
壁から突然上半身を出していると、なんとも可笑しい!
迷いに迷った末に、今日は「ゾウ」に決定。
次にGETしたのは三上工房さんの革ペン。
人前でペンをとりだしたら銀行のネーム入り・・・なんてことにならないように。
ちょっと、「こ・だ・わ・り」が伝わるかも。
ネームも入れていただき、替え芯も市販されているものです。
三上さん、本業は靴職人さん。
靴はお幾ら?と聞いてみたけど・・とてもとても、私のこだわりが届くお値段ではありませんでした。残念!
ほかにも、和紙を入れてコーティングしたこんなピアスとか・・
今日は、新旧素敵な物に出会えて満足。
こんな日は、京都に暮らして良かったあ~と思えます。
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