但馬、小代を訪ねて

 

春に山陰線の旅をして以来「但馬」が気になる!

 

「そーだ、但馬へ行こう!」

温泉があって地元の美味しい食材が食べられる宿・・・小代区「中佐屋旅館」に決定。

 

久須部渓谷入り口の「滝見亭」での夕食送迎付き一泊¥8500-安い!

この「滝見亭」の写真を見たら行ってみたくなるでしょう?

【画像はクリックすれば拡大します】


 

 

第六感だけで決めた旅、「小代」がどんな所かも知らずにいきました。

が、すばらしく美しい村です。

 

後で知りましたが「日本で最も美しい村」にも選ばれていたのです。

 

私たちって、自然美と食べ物には鼻が利く?

 

 


 

 

もう雪を頂いている「鉢伏山」が望めます。

 

スキー客は大事な観光資源。

冬のこの地に、良い雪が降りますように・・・

 


滝見亭の奥、久須部渓谷入り口にある「要の滝」

 

この滝のどこがいいかって言うと、「流紋岩」の岩肌と流れる水の勢い。

そして、滝に沿って歩道が造られているので、滝に向かう激流、滝つぼに向かって落ちていく爆流、これら滝の迫力を目前に見ることができるところにあります。

 

滝を見て何が面白い?(実はちょっと前まで私もその一人)と思う方、是非一度ご覧あれ!

 

ここは「山陰海岸ジオパーク」にも指定されています。

今春の青春18切符で山陰線にGOの旅で時間つぶしのつもりで入った、浜坂にある「山陰海岸ジオパーク館」。

職員さんの情熱的な案内で「石とか地形とか、案外生活臭くて(人の生活と絶対切り離せないもの)面白いかも!」と思ってしまった私。


前回が海岸線なら、今回は内陸を、と選んだ今回の旅です。

 

ああ~!学生時代の地理・地学。

「こんな素敵なものに結びつくんだよ」と教えてくれていたら、嫌いにならなかったのに…

 

中佐屋旅館の先代は、この滝と小代を守り、世に出すために滝見亭を造り滝の周りの整備に尽力されたとか。

今はやはり地元の土地と食材と料理とを愛する息子さん夫妻が守っておられます。

 


この辺り、いろんな所にこの案内板が建っています。


そうそう、大事な食事はこれ!

 

アマゴの南蛮漬けとお造り、山菜・・・

アマゴの塩焼き


里いもと栃餅の蕪蒸し(絶品!!)

なめこと???の味噌汁


これに但馬牛のシャブシャブや茶碗蒸しがついて、もう大変!

出された食事は残さない主義の私ですが、きつかった。

でも、どれも食べたくて、残すものが選べなかったので、がんばって完食!

喜んでいただきました。

同じく小代にある「吉滝(よしたき)」

滝を裏側から見たのは初めてです。

 

裏側から見る滝。

 

 

←きらきらと輝く雲母が見えますか?


この日、小代の山中で『ある日~森の中~熊さんに出会った~♪』というへたくそな歌を聴かれた方、それは私たちです。

熊らしき動物(猪だったのかも)と糞を見かけて・・ヒエー!怖い!・・ず~と「人間が山にお邪魔していること」をアピールして歩いたのです。

 

廻りに有名な観光地もいっぱいあったのだけれど、やはり、こういう場所が好きです。

 

生活の息使いが感じられるような土地や料理。

「よそ者ですがちょっとお邪魔させてください。」という感じで・・・