並河靖之七宝記念館

ここ「並河靖之七宝記念館」を訪れ、「七宝」に対して持っていた、古臭いとか日本のみやげ物とかいうイメージは全く塗り替えられました。

 

 

「並河靖之七宝記念館」パンフレットより
「並河靖之七宝記念館」パンフレットより

館内には、作品と共にその作品の下絵も展示されていますが、古典的な図柄をつかっているのに、モダンで緻密、そのデザインに見入ってしまいます。

その文様が、「有線七宝」という技によって色と形を与えられると、惚れ惚れするような深みと艶を持って迫ってきます。

出会えてよかった!

「並河靖之七宝記念館」パンフレットより
「並河靖之七宝記念館」パンフレットより

 

建物は明治27年(1894)竣工。京町家特有の表屋に御殿造の主屋が続く、珍しい構造です。青蓮院や修学院離宮など、随所に名刹の写しがあり、久邇宮に仕えた靖之の趣味が窺えます。」(「並河靖之七宝記念館」パンフレットより)


岡崎の京都近代美術館庭園のすぐ近く、白川疎水の脇の京町家の中に、この記念館はひっそりと建っています。

庭園は七代目小川治兵衛(植治)の作です。

なんと、隣家が植治の旧宅だというから驚きました。

なるほど、植治はまずお隣の庭で琵琶湖疎水を引き込んだ庭の作庭にチャレンジしてみた訳ですね。

豊かな水と木造の家屋が、本当に美しい、癒しの庭です。


「並河靖之七宝記念館」パンフレットより
「並河靖之七宝記念館」パンフレットより

 

 

 

 

 

 

 

「並河靖之七宝記念館」パンフレットより
「並河靖之七宝記念館」パンフレットより

記念館は通年開かれているわけではありません。事前確認が必要です。

こちらから→並河靖之七宝祈念館